【2024年版】プログラマーに役立つ資格Top10|取得のメリットと難易度を徹底比較

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プログラマーとしてキャリアアップを目指す方にとって、資格取得は重要な選択肢の1つです。

この記事では、プログラマーに役立つ資格の概要や、取得のメリット、おすすめの資格などについて詳しく解説します。

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  • 現役のフルスタックエンジニアとして活躍中
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  • 副業プログラミングスクール講師として数百名以上を指導してきた教育のプロ
  • プログラミングスクールのカリキュラム執筆経験あり
目次

プログラマーに資格は必要? 資格取得のメリット

プログラマーになるために資格は必須ではありません。しかし、以下のようなメリットがあるため、資格取得を目指す価値は十分にあります。

  • スキルの客観的な証明になる
  • 体系的な知識を身につけられる
  • モチベーション向上につながる
  • キャリアアップの可能性が広がる

スキルの客観的な証明になる

資格を取得することで、自身のプログラミング能力を対外的に証明できます。特に未経験からの転職や、フリーランスとして仕事を獲得する際に有利に働きます。

体系的な知識を身につけられる

資格試験の勉強を通じて、プログラミングに関する知識を体系的に学ぶことができます。これにより、新しい技術の理解や応用がしやすくなります

モチベーション向上につながる

資格取得を目標にすることで、学習のモチベーションを高く保つことができます。また、取得後の達成感は自信につながり、仕事へのモチベーション向上にもつながります

キャリアアップの可能性が広がる

多くの企業で資格保有者を高く評価する傾向があります。資格取得により、昇進や給与アップの機会が増える可能性があります

プログラマーに役立つおすすめの資格10選

プログラマーのキャリアに役立つ資格を、難易度や特徴別に10個ご紹介します。

1. 基本情報技術者試験

難易度★★☆☆☆
試験の種類国家資格
対象者IT分野への就職・転職を考えている人、プログラマー志望の学生
試験の特徴ITの基礎知識を幅広く問う
合格率約20~30%
勉強時間の目安200~300時間程度

基本情報技術者試験は、情報処理技術者としての基本的な知識や技能を証明する国家資格です。ITの基礎知識を幅広く問うため、プログラマーだけでなく、IT業界で働く上で基本となる資格として広く認知されています。

試験内容は、データベース、ネットワーク、セキュリティなどIT全般の基礎知識に加え、アルゴリズムやプログラミングの基本も含まれます。独学での合格も可能ですが、参考書を熟読し、過去問題を繰り返し解くことが重要です。

2. 応用情報技術者試験(AP)

難易度★★★☆☆
試験の種類国家資格
対象者基本情報技術者試験合格者、IT業界で実務経験のある人
試験の特徴ITの応用的な知識とスキルを問う
合格率約20%
勉強時間の目安400~500時間程度

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格として位置づけられています。ITの応用的な知識やスキルを問う試験で、システム開発やプロジェクト管理など、より実践的な内容が含まれます。

この資格を取得することで、プログラマーからシステムエンジニアへのステップアップを目指す際に有利になります。また、プロジェクトリーダーやマネージャーを目指す人にも役立つ資格です。

3. PHP技術者認定試験

難易度初級:★☆☆☆☆
上級:★★★★☆
試験の種類民間資格
対象者初級:PHPを学び始めた人、プログラマー志望の学生
上級:PHPの実務経験者
試験の特徴PHPに特化した知識とスキルを問う
合格率初級:約70%
上級:約10%以下
勉強時間の目安初級:50~100時間程度
上級:200~300時間程度

PHP技術者認定試験は、Webアプリケーション開発で広く使用されているPHPの知識とスキルを認定する試験です。初級と上級の2つのレベルがあり、初級は比較的取得しやすいため、PHPを学び始めた人やプログラマーを目指す学生におすすめです。

上級は実務経験者向けの難易度の高い試験で、合格すればPHPの高度な知識と技術を持っていることを証明できます。Webアプリケーション開発のキャリアを目指す人にとって、非常に有用な資格と言えるでしょう。

4. Java SE 8 認定資格

難易度★★☆☆☆ ~ ★★★★☆(レベルによる)
試験の種類民間資格(Oracle認定)
対象者Javaプログラマーを目指す人、Javaの実務経験者
試験の特徴Javaに特化した知識とスキルを問う
合格率非公開(レベルにより異なる)
勉強時間の目安100~300時間程度(レベルによる)

Java SE 8 認定資格は、Oracleが認定する国際的に通用するJava資格です。JavaプログラマーとしてのスキルやJavaの深い理解を証明することができます。資格にはいくつかのレベルがあり、自身のスキルや経験に合わせて挑戦できます。

特に、企業のバックエンドシステムやAndroidアプリ開発など、Javaを使用する開発現場で重宝される資格です。国際的に認知度が高いため、グローバルな企業での就職や転職を考えている人にもおすすめです。

5. Python 3 エンジニア認定基礎試験

難易度★☆☆☆☆
試験の種類民間資格
対象者Pythonを学び始めた人、データサイエンスに興味のある人
試験の特徴Pythonの基礎的な知識とスキルを問う
合格率約70%
勉強時間の目安40~80時間程度

Python 3 エンジニア認定基礎試験は、近年需要が高まっているPythonの基礎的な知識とスキルを認定する試験です。Pythonの文法や基本的な機能について問われます。

Pythonは、Web開発やデータ分析、機械学習、AI開発など幅広い分野で使用されている言語です。この資格は、Pythonを学び始めた人やデータサイエンスに興味のある人にとって、良いスタートポイントになるでしょう。比較的取得しやすい資格なので、プログラミング初心者の方にもおすすめです。

6. ORACLE MASTER Bronze

難易度★★☆☆☆
試験の種類民間資格(Oracle認定)
対象者データベースに興味のある人、SIer系を目指す人
試験の特徴Oracle Databaseの基礎知識を問う
合格率非公開(合格ラインは65%)
勉強時間の目安80~120時間程度

ORACLE MASTER Bronzeは、Oracle Databaseの基礎知識を証明する資格です。データベース管理の基本概念やSQL文の基礎などが試験範囲となります。

Oracle Databaseは多くの企業で使用されており、データベーススペシャリストとしてのキャリアを目指す人や、SIer系のプログラマーを目指す人にとって有用な資格です。また、この資格を足がかりに、より高度なSilverやGold資格の取得を目指すこともできます。

7. AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

難易度★★★☆☆
試験の種類民間資格(Amazon Web Services認定)
対象者クラウドに興味のあるプログラマー、インフラエンジニア
試験の特徴AWSの基本的な知識と設計スキルを問う
合格率非公開
勉強時間の目安100~200時間程度

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドインフラストラクチャの設計と実装に関する知識とスキルを認定する資格です。クラウドコンピューティングの基本概念やAWSの主要サービスについて問われます。

近年、多くの企業がクラウドサービスを利用しており、AWSは特に人気が高いプラットフォームです。この資格を取得することで、クラウド環境でのアプリケーション開発やインフラ設計のスキルを証明でき、クラウドエンジニアとしてのキャリアを目指す際に大きな強みとなります。

8. Ruby技術者認定試験

難易度Silver:★★☆☆☆
Gold:★★★★☆
試験の種類民間資格
対象者Silver:Rubyを学び始めた人
Gold:Rubyの実務経験者
試験の特徴Rubyの知識とスキルを問う
合格率非公開(合格ラインは75%)
勉強時間の目安Silver:50~100時間程度
Gold:200~300時間程度

Ruby技術者認定試験は、Rubyプログラミング言語の知識とスキルを認定する試験です。SilverとGoldの2つのレベルがあり、Silverは基本的な知識、Goldはより高度な知識とスキルを問います。

Rubyは特にWeb開発で人気が高く、Ruby on Railsフレームワークと組み合わせて使用されることが多い言語です。この資格は、Rubyを使ったWeb開発のキャリアを目指す人や、既にRubyを使用している開発者のスキルアップに適しています。

9. C言語プログラミング能力認定試験

難易度3級:★☆☆☆☆
2級:★★☆☆☆
1級:★★★★☆
試験の種類民間資格
対象者3級:プログラミングを学び始めた人
2級:C言語の基礎を理解している人
1級:C言語の実務経験者
試験の特徴C言語の知識とプログラミング能力を問う
合格率約60%(級によって異なる)
勉強時間の目安3級:50~100時間程度
2級:100~200時間程度
1級:200~300時間程度

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語の知識とプログラミング能力を認定する試験です。3級から1級まであり、レベルに応じて難易度が上がっていきます。

C言語は多くのプログラミング言語の基礎となっており、システム開発や組み込みソフトウェア開発など幅広い分野で使用されています。この資格は、C言語を学び始めた人からベテランプログラマーまで、幅広い層のスキルアップに役立ちます。また、他の言語を学ぶ際の基礎固めとしても有効です。

10. ITパスポート試験

難易度★☆☆☆☆
試験の種類国家資格
対象者IT業界への就職を考えている人、IT初学者
試験の特徴ITの基礎知識を幅広く問う
合格率約60%
勉強時間の目安50~100時間程度

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を幅広く問う国家資格です。情報セキュリティ、データベース、ネットワークなど、ITの基本的な概念について出題されます。

この資格は、プログラマーに特化したものではありませんが、IT業界で働く上で必要な基礎知識を身につけるのに適しています。特にIT業界への就職を考えている学生や、他業界からIT業界への転職を考えている人にとって、良いスタートポイントとなる資格です。

プログラマーの資格取得におけるポイント

プログラマーとして資格取得を目指す際は、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • 自分のキャリアプランに合わせて選ぶ
  • 基礎から応用へステップアップする
  • 実務経験と組み合わせる
  • 継続的な学習を心がける

自分のキャリアプランに合わせて選ぶ

資格を選ぶ際は、自分のキャリアプランや興味のある分野に合わせて選択することが重要です。例えば、Web開発に興味があればPHPやRubyの資格、データ分析に興味があればPythonの資格というように、目指す方向性に合った資格を選びましょう。

基礎から応用へステップアップする

プログラミングの資格は、基礎的なものから応用的なものまで幅広くあります。まずは基礎的な資格(例:ITパスポート、基本情報技術者試験)から取得し、徐々に難易度の高い資格にチャレンジしていくのが効果的です。

実務経験と組み合わせる

資格取得は重要ですが、実務経験も同様に重要です。資格で得た知識を実際の開発現場で活用し、経験を積むことで、より実践的なスキルを身につけることができます。資格取得と実務経験を並行して積んでいくことをおすすめします。

継続的な学習を心がける

IT業界は技術の進歩が速いため、一度資格を取得しても、そのスキルが永続的に通用するわけではありません。定期的に新しい技術やトレンドについて学び、必要に応じて新しい資格にチャレンジすることが大切です。

まとめ

プログラマーにとって資格取得は、スキルの証明や自己啓発の手段として非常に有効です。ただし、資格を持っているだけでは十分ではありません。資格で得た知識を実際の開発現場で活用し、実践的なスキルを磨いていくことが重要です。

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