Webエンジニアに必要なスキルは?仕事内容・資格・学習方法を解説

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Webエンジニアという職種は IT・エンジニア系でも人気の職種であり、まさに手に職となるスキルを身につけ、さまざまな働き方で活躍することができます。

ただ、Webエンジニアは専門性が高い職種ですので、幅広いスキルを身に付ける必要があります。

Webエンジニアを目指す方、特に IT業界未経験の方は不安になりますよね。


そこで本記事ではこの疑問にお答えするため、以下のような内容をご紹介します。

  • Webエンジニアに必要な技術的(テクニカル)スキル 9選
  • Webエンジニアに必要な人間的(ソフト)スキル 4選
  • 必要なスキルを身に付ける方法
この記事を書いた人

著者は現役のWebエンジニアでありながら、プログラミングスクール講師でもあります。

その経験をもとに、自信を持ってお答えします!

この記事を読んでいただいた方は、Webエンジニアになるためのスキルと、習得方法が分かります!

この記事を書いた人
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  • 現役のフルスタックエンジニアとして活躍中
  • 開発チームリーダーとして複数プロジェクトをリード
  • 副業プログラミングスクール講師として数百名以上を指導してきた教育のプロ
  • プログラミングスクールのカリキュラム執筆経験あり
目次

Webエンジニアとは?

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの設計、開発、運用などを担当する専門職です。

この領域は進行中のテクノロジー革新により、急速に拡大しており、IoT、ブロックチェーン、AIといった最先端の技術も組み込まれることが増えています。

Webエンジニアの業務範囲は多岐に渡ります。具体的には、プロジェクトの要件定義から設計、コーディング、テスト、そして運用・保守までの一連のフローを担当することが一般的です。しかし、企業やプロジェクトの規模によっては、各Webエンジニアがこれらの工程の一部だけを担当する場合もあります。

今回の記事ではWebエンジニアの「スキル」に注目しますが、どの工程においても共通で必要となるスキルを解説します!

Webエンジニアの仕事内容

Webエンジニアの業務は多岐にわたり、WebサイトやWebアプリケーションの設計から開発、リリース後の運用・保守までを手がけます。
この仕事は主に以下の3つのカテゴリーに分類されます。

  • Webサイトの企画・要件定義
  • 開発・コーディング
  • Webサイトの運用・保守

仕事内容についてイメージを掴んでおくと、この後に説明するスキルの必要性がよく分かるかと思います。
こちらの記事で詳しく解説していますので合わせてお読みください!

Webエンジニアの種類

Webエンジニアは、多くの人が利用するAmazonTwitterなどのWebサービスを開発・設計・管理するエンジニアです。
基本的に、この業界では主に二つの大きな職種に分けられます。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れるWebページの見た目や操作感を設計・開発します。

HTML, CSS, JavaScriptなどを使って、ユーザーにとって使いやすいインターフェースを作成するのが主な仕事です。
場合によってはデザインやUI/UXに関する知識も必要で、多岐にわたるスキルが求められます。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、フロントエンドと対照的に、ユーザーから見えない部分のシステムを担当します。

具体的には、サーバーやデータベースの管理、APIの設計・開発などが主な業務です。
使用する言語はRuby, Python, PHPなどが多く、高度な専門性が求められます。
また、システムのセキュリティ面も重要な責任を持つため、そのスキルセットは非常に広いことが特徴です。

Webエンジニアに必要な技術スキル9選

Webエンジニアに必要なスキルを大きく分けると「技術スキル」「ソフトスキル」の2つに分けられます。

  • 技術スキル: アプリケーションを作るために必要な知識(例: プログラミング)
  • ソフトスキル: 仕事を円滑に進める上で必要な能力(例: コミュニケーション能力)

そこで、まずはWebエンジニアに必要な技術スキルを9つに絞って紹介します。

プログラミング言語

プログラミング言語はWebエンジニアにとって基本中の基本です。
例えばHTML、CSS、JavaScriptはフロントエンド開発に必須であり、サーバサイドではRubyやPHP、Pythonなどがよく用いられます。

HTMLとCSSはページの構造とデザインを作るための言語であり、JavaScriptはインタラクティブな(動きのある)要素を追加するための言語です。
サーバサイド言語は、データベースとの連携やロジックの処理を担当します。

初心者向けの学習リソースは豊富なので、まずは一つの言語をしっかりとマスターすることが重要です。
プログラミング言語のスキルは、Webアプリケーション開発のほとんどを占めているので、しっかりと基礎を固めましょう。

ただし、学習方法を間違えると時間を浪費したり、いつまで経っても基礎が身に付かないこともあります。
独学での効率的な学習に不安があることは、プログラミングスクールに通い、学習方法は任せてしまう選択肢もアリでしょう。

フレームワーク

フレームワークはWebエンジニアにとって欠かせないスキルセットの一部です。
これは、繰り返しの作業を省略し、開発プロセスを高速化するためのテンプレートやライブラリの集合体です。

「Webアプリケーションを作るための便利セット」ぐらいの理解で大丈夫です!

主なプログラミング言語とそれに対応する代表的なフレームワークは以下のようになります。

  • Ruby: Ruby on Rails
  • Python: Django, Flask
  • PHP: Laravel, CakePHP
  • Java: Spring
  • JavaScript: React, Vue.js, Angular

特定の言語での開発を行う際には、その言語に特化したフレームワークの習得が非常に有益です。
フレームワークにはそれぞれ独自の設計思想や仕組みがあり、これを理解することでより効率的な開発が可能となります。

データベースに関する知識

データベースは、Webアプリケーションの裏方ですが、必ずといって良いほど登場します。

データベースを例えるなら、Webアプリケーションにおける「倉庫」です。
ユーザー情報、商品データ、注文履歴など、Webアプリケーションが動作する上で欠かせないデータがここに保存されます。

データベースに苦手意識を持つ方も多いかもしれませんが、Webエンジニアにとっては必須のスキルです。


SQL(Structured Query Language)という言語は、データベース操作のための標準的な言語です。SELECT文でデータを検索したり、INSERT文でデータを追加したりする基本的な操作から、高度なデータの集計やソートなどもこの言語で行います。

さらに、現代のWeb開発では、オンプレミスのデータベースからクラウドベースのデータベースへと移行が進んでいます。AWSのRDSやGCPのCloud SQLなど、クラウドで提供されるデータベースも多く、その操作にも慣れておくと良いでしょう。

データベースには種類があり、それぞれに特性と用途があります。

  • リレーショナルデータベース(RDB):MySQLやPostgreSQL、Oracle Databaseなど
  • NoSQLデータベース:MongoDBやDynamoDBなど

Webエンジニアとして、データベースの種類やそれぞれの特性を理解し、プロジェクトに最適なデータベースを選べる能力も求められます。
特に最近ですと、高速にデータを処理できるNoSQLデータベースが注目を集めています。

とはいえ、未経験からWebエンジニアを目指す場合、最もポピュラーなリレーショナルデータベース(RDB)を学ぶことから始めるのが良いでしょう。

サーバー・OS

Webエンジニアとして成功するためには、サーバー・OSの知識は不可欠です。
これには大きく分けて、サーバー自体の基本的な構成や役割についての理解と、CLI(コマンドラインインターフェース)での操作スキルの2つが含まれます。

サーバーの基礎知識が不足していると、いざというときの障害対応が難しくなります。

想像してみてください。

深夜にサーバーがダウンしてしまった場合、その原因がハードウェアの障害なのか、ソフトウェアのバグなのか、ネットワークの問題なのか。
これらを素早く判断し、適切な対処をする能力が求められます。


また、CLI操作のスキルも非常に重要です。
特にLinuxはWebサーバーとしてよく用いられるため、基本的なコマンドライン操作—ディレクトリの移動、ファイルの編集、プロセスの管理などは必須と言えるでしょう。

サーバー自体の基礎知識とCLI操作のスキル、この二つが備わっていると、多くの状況で冷静かつ効率的に対処できます。
もしもの障害発生時も、しっかりと対応できる自信がつくでしょう。

セキュリティに関する知識

Webアプリケーションは多くの個人情報や機密情報を保存し、その取り扱いが日常業務の一部であるため、高度なセキュリティ対策が求められます
実際、Webアプリケーションのセキュリティが甘いために、個人情報が流出してしまうケースも少なくありません。

そのためWebエンジニアとして、セキュリティに関する知識を身に付けることは必須です。

セキュリティに関する知識は、以下のような項目が挙げられます。
(なんとなく概要だけ掴めれば大丈夫です!)

  • 攻撃手法への対応:SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、ディレクトリトラバーサルなどの一般的な攻撃手法への防御策
  • インフラの安全性:ファイアウォールの設定、開放するポートの選定、サーバーへのアクセス制限など
  • 内部対策:内部の人間からのデータ漏洩も考慮に入れたアクセス制限
  • 最新のセキュリティ動向の把握:最新のマルウェアについて日々、知識のアップデート

これらの知識と対策は、バックエンドエンジニアだけでなく、フロントエンドエンジニアにも必要とされています。
どの層であれ、ユーザーに安心と信頼を提供するためには、セキュリティに関する知識は避けて通れないテーマと言えるでしょう。

クラウド

クラウドとは、インターネットを通じてサービスを提供することを指します。
Webエンジニアが扱うクラウドとしては、例えばサーバやデータベース、ストレージなどがあります。

今日、クラウドはWebエンジニアにとって避けては通れないテクノロジーとなっています。
サーバーの構築からデータの保存、アプリケーションの公開(デプロイ)に至るまで、クラウドは多くの工程で役立つ便利なツールです。

実際、自社でサーバを用意するよりも低コストであるため、最近ですとクラウドだけでWebサービスを運営する企業も増えています。
物理的なサーバを持たない分、どこからでもサーバを管理できるため、リモートワークで働きたいWebエンジニアにとってはクラウドは欠かせない存在です。

以前は障害対応のためにサーバ設置場所へ駆けつける必要がありましたが、今はどこからでも対応できるようになりました。

ワークライフバランスを大事にしたい方こそ、クラウドをしっかりと身につけましょう。


また、主なクラウドプロバイダーには以下のようなものがあります

  • AWS (Amazon Web Services)
  • Azure (Microsoft Azure)
  • GCP (Google Cloud Platform)

はじめてクラウドに触れるのであれば、学習リソース(教材)が豊富なAWSがおすすめです。

また、上記の三大プロバイダーは企業でもよく採用されているため、就職・転職する際に作成するポートフォリオに組み込めるとアピールに繋がるのでおすすめです。

なお、Heroku や Fly.io といったサービスを使うとポートフォリオを簡単にデプロイ(公開)できます。
しかし、企業では AWS などのクラウドを使った経験の方が評価される傾向にあることから、ポートフォリオに組み込めると他と差を付けることができるでしょう。

Git 等の開発ツール

バージョン管理やコードの共有、コラボレーションをスムーズに行うためには、開発ツールの知識が必須です

中でもGitは業界で広く使われているバージョン管理ツールであり、ほとんどのWebエンジニアが日常的に使用しています。

Gitを使うことで、コードの変更履歴を保存したり、他の開発者とのコードの統合を容易にすることができます。このようなツールは、小規模なプロジェクトから大規模なプロジェクトまで、様々な開発環境でその価値を発揮します。

Git以外にも、以下のような開発ツールがあります。

  • Docker: コンテナ化ツールで、アプリケーションの実行環境を簡単に構築・共有することができます。
  • Visual Studio Code: ソースコードエディターであり、多くの拡張機能が提供されています。
  • GitHub Copilot: AIによるコード補完機能を提供するVisual Studio Codeの拡張機能です。

このような開発ツールを習得することで、効率よく高品質なコードを書き、チームでの協力を円滑にすることができます。

テスト自動化

テスト自動化はWebエンジニアにとって非常に重要なスキルの一つです。
コードが正しく動作するか、または予期せぬエラーが出ないかを効率よく確認するためには、テスト自動化が不可欠です。

ここでのテスト自動化とは「プログラムが正しく動くか?」を自動的にチェックすることです。

チェックを怠ったために障害が発生してWebサイトが動かない、、、といったことがあります

手動テストは時間がかかるだけでなく、人為的なエラーが入り込む可能性もあります。
以前は自動化せずに人力でテストを行うこともあったのですが、現在ではテスト自動化が主流となっています。

もう少し詳しく見ていきましょう。
まず、テストについては以下のように分類されます。

  • 単体テスト(Unit Test): 関数やメソッドが正しく動作するか検証
  • 統合テスト(Integration Test): 複数のコンポーネントやサービスが連携しているか確認
  • システムテスト(System Test): アプリケーション全体が正しく動作するか確認
  • E2Eテスト(End to End Test): ユーザー操作による全体フローの確認

基本的には、上記の順番でテストを行っていくことになります。

また、主なテストツールはプログラミング言語やフレームワークによって異なります。
ここでは、当ブログでよく扱っている技術であるRuby on RailsとReact(Next.js)の例を挙げます。

テストの種類Ruby on Railsの例React(Next.js)の例
単体テストRSpec, MiniTestJest
統合テストRSpec + CapybaraJest + Testing Library
システムテストRSpec + SeleniumCypress
E2EテストRSpec + SeleniumCypress

上記のテストツールは、それぞれの言語やフレームワークでよく使われているテストツールですので、まったく使ったことがない方は、今のうちから少しでも触れておくと良いでしょう。

また、未経験エンジニアでテストを自分で書ける人は少ないので、テストをかけると就職や転職活動で強いアピールポイントになるでしょう。

ちなみに筆者が未経験からエンジニア転職した際、学習を怠っていたのでテストを全然書けませんでした。

結果的に開発に時間がかかり、迷惑をかけてしまった苦い思い出があります…。

デバッグ(エラー解決)スキル

Webエンジニアとして働く上で避けては通れないのが、エラーの解消です。

エラーを解消するためのデバッグスキル(エラーを取り除くスキル)は、それらの問題を効率的に解決する能力を指します。

初心者がよく犯す過ちは、エラーメッセージを十分に読まずに解決策をGoogle検索してしまうことです。

確かに何かしらの解決策が引っかかることがあるのですが、違うバージョン用の解決策だったり、別の問題の解決策だったりすることもあります。

しかし、ターミナルやエラー画面に表示されるエラーメッセージやスタックトレース(エラーが起きるまでの処理の流れ)は非常に重要な情報源であり、それを理解することで問題の根本原因に速やかにたどり着くことができます。

実際、現場では「まずGoogle検索」ではなく「まずエラーメッセージを読む」ことが求められます。

ちなみにデバッグにはいくつかの一般的な手法があります:

  • コードレビュー: 他人または自分が書いたコードを詳細に見ることで、エラーの原因を見つけ出します。
  • ロギング: コード内での変数の状態や実行フローをログに出力し、それを分析します。
  • ブレークポイントを使用: デバッグツールを使用してコードの特定のポイントで実行を一時停止させ、状態を確認します。

また、一般的なデバッグツールとしては、言語やフレームワークに依存するものもあります。
先ほどと同じく、Ruby on RailsとReact(Next.js)の例を挙げます。

プログラミング言語一般的なデバッグツール
RubyPry, Byebug
JavaScriptChrome DevTools, Debugger statement

デバッグスキルを磨くことで、問題解決のスピードが上がり、より効率的な開発が可能になります。

これができるかどうかで、就職・転職後も評価が大きく変わるので、しっかりと身につけておきましょう。

CI/CDツール

CI(Continuous Integration)CD(Continuous DeploymentまたはContinuous Delivery)は、開発フローを効率化し、より品質の高いプロダクトを速やかにリリースするために非常に重要な役割を果たします。

CI はコードを書いてアップロードするたびに、自動的にビルドとテストが行われるプロセスです。
これにより、コードに問題があればすぐに気づくことができます。

また、CD はアップロードした変更を自動的に本番環境に公開(デプロイ)するプロセスです。
これにより、新しい機能や修正を迅速にユーザーに提供することができます。

CI/CDの仕組みを導入することで、以下のようなメリットがあります。

  • 効率性: 手動でのビルドやデプロイが不要になるため効率的
  • 信頼性: 自動化されたテストによりバグ・不具合を早期発見
  • スピード: コードがすぐに本番環境に反映されるため、ユーザーに新機能を早く提供できる

よく使われているCI/CDツールとしては以下のようなものがあります。

  • GitHub Actions
  • CircleCI
  • Jenkins
  • Travis CI

上記の中では、GitHub との連携が簡単な GitHub Actions を使ってみることがおすすめです。

CI/CDツールを使いこなすことは、現代のWebエンジニアにとってはほぼ必須のスキルと言えるでしょう。
特に新人エンジニアがCI/CDの基本を理解していると、転職や就職活動で大きなアドバンテージになるはずです。

また、CI/CD は意外と簡単に組み込めるため、ポートフォリオにぜひ組み込むことをおすすめします!

Webエンジニアに必要なソフトスキル4選

ここまではWebエンジニアに必要な技術スキルを紹介してきましたが、Webエンジニアにとって重要なのは技術スキルだけではありません。
ソフトスキルもWebエンジニアにとって重要なスキルの一つです。

ソフトスキルとは、仕事を円滑に進める上で必要な能力のことです。
Webエンジニアとして働く上で、ソフトスキルは非常に重要なスキルセットとなります。

ここでは、特に重要なソフトスキルを4つ紹介します。

コミュニケーション能力

Webエンジニアとして働く上で、コミュニケーション能力は非常に重要なスキルです。

ここでは「他人と仲良くなる能力」ではなく、「意見を伝えたり、汲み取る能力」を指しています。

開発プロジェクトは多くの場合、チームで進められますが、そのメンバーはエンジニアだけでなく、マネージャーやデザイナー、時にはマーケティング担当者まで多岐にわたることがあります。
また受託開発だけでなく、自社開発においても、社内の異なる部門と連携しながらプロダクトを開発することが一般的です。

クライアントとの関係性はもちろん重要ですが、自社開発の場合には製品のビジョンを共有し、それに対する意見やフィードバックを円滑に交換できる能力も求められます。

また、コミュニケーション能力が高いと、チーム内の雰囲気が良くなり、生産性が向上することが多いです。
問題が発生した際には、スムーズなコミュニケーションで解決に導くことができるでしょう。

対応力・成長意欲

Web業界では新しいフレームワークの登場、プログラミング言語のアップデート、セキュリティに関する最新の知見など、日々進化しています。

このような変化に柔軟に対応し、自らを更新できる対応力と成長意欲は、エンジニアとして非常に重要なスキルです。

そのため、業界のトレンドをしっかりと把握し、自らのスキルセットを常に最新のものに保つ意欲が求められます。

このように常に勉強が必要であるため、勤勉であることは Webエンジニアに必須の適性の一つです。

論理的思考力

Webエンジニアに必要なスキルの一つとして、論理的思考力があります。このスキルは、コードを書くだけでなく、日々の業務全般に重要な影響を与えます。たとえば、新たな機能をWebアプリに追加する場面を考えてみましょう。

具体例:新機能追加時の論理的思考

  1. 要件定義: 最初に、何を実現したいのか明確にします。ユーザーにどのような価値を提供するのか、それがビジネスにどう貢献するのかを理解することが基本です。
  2. 機能分解: 次に、新機能を小さなタスクに分解します。これによって、大きな問題を一つ一つ解決できる小さな問題に分けることができます。
  3. 実装順序の計画: どのタスクから手をつけるべきか、依存関係や優先度に基づいて論理的に計画します。
  4. トラブルシューティング: 予想外の問題が発生した場合、その原因を論理的に分析し、解決策を考えます。

このようなプロセスを論理的に考え、実行する能力が求められます。
受託開発でも自社開発でも、この論理的思考力は非常に重要です。

これを身に付けるためには、ポートフォリオを作る上で「なぜこのアプリや機能を作ったのか?」ということを意識しておくと良いでしょう。

これは、あなたが大事にしていることや興味を知るだけでなく、論理的思考力を問うための質問でもあります。

分析能力

ものごとを分析し、問題や課題を解決する能力は、Webエンジニアにとって重要なスキルの一つです。

具体的には、コードの品質を高めたり、クライアントの要望を満たすための最適な解決策を考えたりすることが求められます。

「分析をする」という点は、ポートフォリオ作成の際にも意識してみるといいでしょう。

たとえば、ポートフォリオを作る過程でターゲット層を明確にし、そのニーズに合わせた機能やデザインを考えることが求められます。
また、ポートフォリオを作る上で、どのような技術を使うか、どのような機能を実装するか、どのようなデザインにするか、などの選択肢があります。

ユーザーのニーズを分析し、それに合った機能やデザインを考えることは、Webエンジニアとしての重要なスキルです。
実際、市場価値の高いエンジニアはこういった分析能力を持っていることが多いと感じます。

日常的に意識することは難しいかもしれませんが、ポートフォリオ作成の際には意識してみてください!

Webエンジニアに必要なスキルを身に付ける学習方法

Webエンジニアとして働くためには多くのスキルが必要であることを見てきました。

ソフトスキルは日常的に意識することで少しずつ身に付けることができますが、技術スキルはどのように学べば良いのでしょうか。
以下ではおすすめの学習方法を紹介します。

書籍で学習する

書籍は時間と場所を選ばず、深い知識を得ることができる媒体です。
特に基礎的な知識や概念、アルゴリズムなどを深く学ぶときは、情報量が多い書籍がおすすめです。

書籍を使った学習のポイントは以下の通りです。

  • 初心者は基礎を固める書籍からはじめる
  • 書籍だけでは実践経験が得られないため、読んだ後は必ず手を動かす
  • 概念を理解したい時は、後述する動画学習を併用すると理解が早い

もちろんプログラミング言語やフレームワークによって読むべき本は違うますので、書籍の目次やレビューを読んで、ぜひ自分に合ったものを探してみてください。

動画 (Udemy) で学習する

Udemyなどの動画学習プラットフォームは、視覚と聴覚で情報を吸収できるため、理解が早い場合があります。
また、実際にコードを書く様子を見ることができるので、書籍よりも実践的なスキルが身に付きやすいです。

「イメージが掴めない」という場合には、やはり視覚的に学べる動画学習がおすすめです。

  • 動画学習は口頭での説明を聞けるため、書籍よりも理解しやすい
  • 動画は受け身になりがちなので、自分でコードを書きながら進めることが大切
  • 説明の仕方やスピードが講師によって異なるので、合わなかったら他を試す

プログラミングスクールへ通う

プログラミングスクールは、体系的かつ効率的にスキルを身に付けることができる学習方法です。
特に、ゼロからスタートして未経験からWebエンジニアになりたいという人にとっては、アドバイスを受けやすい環境を作れるのでプログラミングスクールがおすすめです。

書籍や動画学習と比べると費用はかかりますが、その分だけ早く、実践的なスキルを身に付けることができます。
初期投資は大きいですが、その分だけ早く実務につけるので、短期間でWebエンジニアになりたいという人にはおすすめです。
(将来的には十分に元が取れると思います。)

また、独学だと何から始めたら良いか分からないという人にとっても、プログラミングスクールはおすすめです。
プログラミングスクールでは、学習の順番や進め方が決まっているので、何から始めたら良いか迷うことがありません。

他にも、講師との定期的なメンタリングによりモチベーションを維持しつつ、細かくフィードバックを受けることができます。
先述した通りメンタリングや他受講生との交流を通し、ここまで紹介してきたWebエンジニアに必要な「ソフトスキル」を身に付けることもできるのもメリットと言えるでしょう。

  • プログラミングスクールは体系的なカリキュラムとサポートがあり、効率的に学べる
  • 費用は高めですが、短期間で実務レベルのスキルが身に付けられる可能性が高い
  • メンタリングやレビューを通じて、技術スキル以外のソフトスキルも身につけられる
  • 独学よりもモチベーションを維持しやすく、スキルの定着が早い
  • キャリアサポートや就職・転職のアドバイスも受けられる

Webエンジニアにおすすめの資格3選

ここまでご紹介してきたスキルについて、一部のスキルについては資格取得の勉強を通して学ぶことができます。

また、資格を取ることで「スキルを客観的に証明できる」ので、就職や転職を意識する方は資格取得も考えておくといいでしょう。

(入門レベル)ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する広範な基礎知識を証明する国家資格です。
この資格はAIやビッグデータ、プロジェクトマネジメントなど多様な領域に関する問題が出題されます。
このため、IT未経験者でも独学や研修を通じて基本的なITスキルを磨くことができます。

正直これだけでは足りませんが、後述する資格を勉強する前に全体像を掴む上では有用な資格です。

(初級レベル)基本情報技術者

基本情報技術者(FE)は、エンジニアのキャリアをスタートさせるための重要な国家試験とされています。
試験内容はITの基礎から、プログラミングやアルゴリズムに至るまで多岐にわたります。

この資格を持っていると、雇用者に対してプログラミングスキルだけでなく、IT全般に対する理解があることを示すことができます。
また、資格の取得を通じて、技術的な基盤を固めることができるので、将来的にも大いに活かせる資格です。

(中級レベル)応用情報技術者

応用情報技術者は、基本情報処理技術者よりも一段階高度な知識とスキルが求められる資格です。

試験内容は、基本情報技術者より専門的で、具体的なプロジェクト運営やソフトウェア設計に関する知識が問われます。
この資格を持っていると、エンジニアとしてのスキルだけでなく、プロジェクト全体を見渡す能力もあると証明されます。

そのための、技術的なスキルだけでなく、考え方に関するソフトスキルについても実力を証明できるメリットがあります!

これからWebエンジニアになりたい人へのアドバイス

いかがでしたでしょうか?
Webエンジニアが必要なスキルについて、より具体的なイメージが付いたかと思います。

紹介してきたスキルを身に付けて Web エンジニアになるための準備には膨大な時間がかかります。

そのため、あまり時間がない方は1日でも早く、Webエンジニアになるための準備をスタートしましょう!

学習の仕方・指導もすべてお任せしたいという方は、プログラミングスクールに通ってしまうことをおすすめします。
投資した分、就職・転職すればリターンがちゃんと返ってきますので、今すぐ最初の一歩を踏み出しましょう!

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