Webエンジニアは「きつい」「やめとけ」と言われる理由 7選!企業選びのポイントも解説

当サイトでは一部リンクに広告が含まれています

Webエンジニアという職種は IT・エンジニア系でも人気の職種であり、まさに手に職となるスキルを身につけ、さまざまな働き方で活躍することができます。

一方で、Webエンジニアは「きつい」「やめとけ」という声も少なからず存在します。

このような声が出てくると、Webエンジニアを目指している方にとっては不安になりますよね。

また、Googleの検索候補でも「きつい」「やめとけ」といったワードが一緒に出てくることがあるので、一層不安になるかもしれません。

実際、私は現役のWebエンジニアでありながら副業でプログラミングスクールの講師をしていますが、以下のような質問を受けることがよくあります。

Webエンジニアが「きつい」というのは本当なのでしょうか?
残業が多く、精神的につらいんでしょうか?

Webエンジニアが「きつい」というのは本当なのでしょうか?
残業が多く、精神的につらいんでしょうか?

そこで本記事ではこの疑問にお答えするため、以下のような内容をご紹介します!

  • Webエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われる理由7選
  • Webエンジニア転職の企業選びで確認したい8つのチェックポイント
  • Webエンジニアに向いている人の特徴

この記事を読んでいただいた方は、本当にWebエンジニアがきついのか?目指すべきなのか?が分かります!

目次

Webエンジニアの仕事内容

まず最初に、Webエンジニアの仕事内容をおさらいしておきましょう。

Webエンジニアの業務は多岐にわたり、WebサイトやWebアプリケーションの設計から開発、リリース後の運用・保守までを手がけます。

この仕事は主に以下の3つのカテゴリーに分類されます。

Webサイトの企画・要件定義

企画段階では、Webエンジニアはクライアントのビジネス目標やユーザーのニーズを理解し、それを形にするための要件定義を行います。

このフェーズでは、クライアントの意図を正確に掴むためのコミュニケーション能力が必要です。

また、業界のトレンドや技術的な制約に基づいて、最適な仕様を提案する専門的な知識も求められます。

開発・コーディング

要件定義が完了したら、次は開発フェーズに入ります。

この段階では、プログラミング言語(例:PHP, Ruby, JavaScriptなど)を用いて、設計された仕様に基づいてコーディングを行います。

開発中に仕様が変更されることもよくあり、そういった状況に柔軟に対応できるスキルが求められます。トーマス

最もスキルが求められるのが、この段階です。
未経験からの転職の場合など、スキルに自信がない場合は、次の「運用・保守」を担当するのも手です。

Webサイトの運用・保守

Webサイトが公開された後も、Webエンジニアの仕事は終わりません。

システムのパフォーマンスを監視し、バグ修正や機能改善を継続的に行っていくことが含まれます。

また、ユーザーのフィードバックやアナリティクスデータを基に、サイトを最適化していく作業も重要です。

Webエンジニアの詳しい仕事内容や必要なスキルなどは以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

Webエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われる理由7選

それでは、なぜWebエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われるのでしょうか。

主に、以下の理由ありますので、詳しく見ていきましょう。

  • 仕事が属人化して一人に負担がかかりやすい
  • 新しい技術・情報を学び続けなければならない
  • 作業スピードが必要となる
  • 需要が高く人材が不足しやすい
  • 企業・職種によって給料の幅がある
  • 職場選びに失敗すると激務で残業が多い
  • 客先常駐でプレッシャーが高い現場がある

仕事が属人化して一人に負担がかかりやすい

Webエンジニアリングのフィールドは独特なスキルセットと専門知識を必要とすることが多く、それが業務の「属人化」を生んでしまう場合があります。

属人化とは、特定のタスクやプロジェクトが一人または少数のエンジニアに依存する状態を指します。

この状態に陥ると、そのエンジニアが急に欠勤したり、企業を去ると、プロジェクト全体が停滞するリスクが高まります。

特にスタートアップや中小企業では、人手が足りないことが多く、エンジニア一人一人が多様な業務に関与する傾向があります。

このような環境では、特定のスキルや知識が求められるタスクが一人のエンジニアに集中しやすく、結果としてそのエンジニアに過度な負担がかかることが珍しくありません。

さらに、業務の明文化やドキュメンテーションが不十分な企業では、新入社員や他のチームメンバーが業務を理解し、引き継ぐことが難しくなることが多いです。

このような状況は、属人化をさらに促進し、特定のエンジニアが負担を感じやすい環境を生んでしまいます。

ただし、属人化は必ずしも悪いことばかりではありません。

特定のスキルや知識を持つエンジニアが、その分野の専門家として活躍することもできます。

また、属人化を防ぐために、業務の明文化やドキュメンテーションを徹底することも可能です。

属人化が起こりやすい環境であっても、その環境を改善することで、エンジニアの負担を軽減することができます。

新しい技術・情報を学び続けなければならない

Webエンジニアとして働く上で避けられないのは、常に進化し続ける技術のアップデートに対応する必要があるという点です。

これは、Webエンジニアが「きつい」と感じる理由の一つでもあります。

例えばフロントエンド業界でいうと数年前には誰もが「jQuery」を使っていましたが、今は「React」や「Vue.js」といったフレームワークが主流になっています。

このように、新しい技術やツールは頻繁に登場し、それに対応しなければいけません。

ただし、新しい技術について学び続けることは、決してネガティブな側面だけではありません。

常に新しい技術を追い求めることで、スキルセットは豊かになり、より多くのプロジェクトやチャンスに対応できるようになります。

これは特に、短期間で多くのプロジェクトに関わるフリーランスや副業を行っているエンジニアにとって、大きなメリットとなり得ます。

作業スピードが求められる

Webエンジニアとして働く場合、スピードが求められることは避けられません。

特に「アジャイル開発」の採用が多いこの分野では、短いサイクルでの企画、開発、テストが必須とされます。

それはプロジェクト全体の進行をスムーズにし、顧客のフィードバックを即座に反映できるようにするためです。

このアジャイルの特性が逆にプレッシャーとなる場合もあります。

特に未経験からWebエンジニアになると、アジャイル開発のスピード感についてくるのが難しいかもしれません。

しかし、そのような環境で働くことが未経験者にとっては大きな成長の機会です。

一度アジャイルのリズムに慣れれば、非常に効率的に高品質の成果物を生み出すことができます。

需要が高く人材が不足しやすい

Webエンジニアの職種は現在非常に需要が高く、多くの企業で人材不足が続いています。

特にスタートアップやベンチャー企業では、限られた人員で多様なタスクをこなす必要があるため、エンジニア一人ひとりに多くの責任と業務がかかります。

このような状況は、一方で専門性が求められ、高い技術力が優遇される場合が多いです。

しかし、このような「人材が不足しやすい」状況は、逆に言えばエンジニアにとっては「求められる存在である」という証でもあります。

しっかりとスキルを磨けば、多くの企業で活躍する場があり、それに伴い報酬も見合ったものとなるでしょう。

特に、ベンチャー企業で多様な業務に対応できる能力を身につけることができれば、そのスキルは大企業でも非常に高く評価されます。

つまり、需要が高く人材が不足しているという現状は、Webエンジニアを目指す人々にとっては、厳しい環境だがそれだけ報酬や評価が高いという可能性も十分に秘めています。

何より、自分自身のスキルと向き合い、常に成長し続ける意欲があれば、この業界で成功するための大きなチャンスとも言えるでしょう。

企業・職種によって給料の幅がある

Web 業界にはいろんな企業や職種があります。

その企業や職種によって数百万円単位で給料に差がありますが、特に職種は一度選ぶとなかなか変更しづらいため、給料をあげることに苦労してしまいます。

例えば同じエンジニアでも、バリバリ開発する職種と、ただ日々同じルーティンで監視する職種だと、前者の方がスキルが必要な分、給料は必然的に高くなります。

こういった給料の差を感じる場面があることや、給料を上げるためのスキルアップが必要になることが「きつい」と感じる理由の一つです。

職場選びに失敗すると激務で残業が多い

2022年における一般社団法人情報サービス産業協会の「情報サービス産業基本統計調査」によると、

Webエンジニアを含むITエンジニアのITエンジニアの年間における残業(+休日出勤)は 229 時間(月平均で 20 時間弱)でした。

平均で1日1時間ぐらいと考えると厳しく聞こえないかもしれません。

しかし、この数字は「平均」であり、各企業やプロジェクトによっては大幅に増減します。

例を挙げると、プロジェクトの納期が近づいた時期や、急なシステムトラブルが発生した場合など、予想外の残業が増えるケースも少なくありません。

一方で、そういった緊急の状況が少ない月はほとんど残業なし、といった職場も存在します。

加えて、一部の企業では人手不足が慢性的で、その結果として残業が多くなっている場合もあります。

人手不足が続いていたり、効率化を行えていない企業を選んでしまうと、繁忙期以外にも残業が増える可能性が高いです。

しかし、業界全体として見ると、年次有給休暇の取得率は比較的高く、優良企業では働きやすい環境も整っています。

そのため、職場選びに時間と労力をかけることで、働きやすい環境を選ぶことが可能です。

実際、筆者の残業時間は 1ヶ月でも数時間程度です。

未経験からスクールで技術を身に付け、転職エージェントをフル活用して優良企業を選べたことが大きかったです。

最終的に、残業が多いか少ないかは、選ぶ企業やプロジェクトに大いに依存します。

より良いワークライフバランスを求めるなら、職場選びは非常に重要な要素となります。

この業界で求められるスキルと需要が高いのは事実ですから、しっかりとした職場選びで、より充実したエンジニアライフを送ってください。

客先常駐でプレッシャーが高い現場がある

客先常駐」という働き方は、特にWebエンジニアにおいてよく見られる形態です。

客先常駐は自分の所属会社ではなく、クライアントのオフィスで日々の業務を行うような形態です。

これはプロジェクトごとに異なる期間で行われることが多く、数ヶ月から数年と幅広いケースがあります。

一般に、客先常駐の場合、外部のエンジニアであるあなたにかかるプレッシャーは高まる傾向にあります。

なぜなら、クライアント企業内で働くことで、その企業独自の文化やルール、人間関係に迅速に適応しなければならないからです。

また、客先常駐エンジニアは場合によっては「派遣社員と同等」くらいの扱いを受けることがあるため、自分のスキルや貢献に見合った評価を受けにくい場合があります。

一方で、客先常駐は異なる企業文化やプロジェクトに触れることで、多角的な経験や人脈を築くチャンスとも言えます。

特に経験が浅いエンジニアにとっては、多様な経験を積む良い機会とも言えます。

Webエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

ここまで、Webエンジニアが「きつい」となりかねない、ネガティブな側面を見てきました。

このような側面があると不安になりますよね。

では、Webエンジニアに向いている・向いていない人の特徴を見てみましょう。

ここでは概要だけお伝えしていますが、別記事で詳しく向き・不向きを知っておくことをおすすめします!

Webエンジニアに向いている人の特徴 6選

Webエンジニア、そしてプログラミングスクール講師としてたくさんの方を見てきた経験からすると、以下のような方がWebエンジニアに向いています。

  • 好きなことなら集中できる
  • 新しいものが好き
  • 自ら学べる向上心がある
  • 地道な作業が苦ではない
  • 素直に人の意見を聞ける
  • 試行錯誤できる

上記のような特性を持った方は、ここまで伝えてきたような「きつい」「つらい」環境に一時的に出会ったとしても乗り越えられるでしょう。

Webエンジニアに向いていない人の特徴 3選

逆に以下のような方は Web エンジニアには向いてないかもしれず、しんどい環境を乗り越えられないかもしれませんので、別な職種を検討してもいいかもしれません。

  • 何事にも好奇心が持てない
  • 好きなことでも勉強はしたくない
  • プログラミングに興味がない

ただし、向いている人の特徴に当てはまっているものがあったとしても、企業(職場)選びで失敗しないことの方が重要です。

次は、Webエンジニアへの就職・転職活動時に確認したいチェックポイントを見ていきましょう。

Webエンジニア転職の企業選びで確認したい8つのチェックポイント

Webエンジニアとしての働きやすさやキャリアの成長は、所属する企業やチームによって大きく変わることがあります。

そのため、就職や転職を検討する際には、以下のポイントを注意深くチェックして、自分にとっての最適な環境を選ぶよう努力することが重要です。

ここでは以下のようなチェックポイントについて紹介します。

  • 平均残業時間はどれくらいか
  • 有給取得率は何%か
  • 賞与・ボーナスはあるのか
  • 自社開発か受託開発か
  • 社員の評価制度は整っているか
  • 離職率(辞める割合)は高くないか
  • 働きやすい社風・雰囲気か
  • どういうスキルが求められているか【最重要!】

平均残業時間はどれくらいか

Webエンジニアの仕事は、その特性上、締め切りや緊急のトラブル対応など、急な業務が発生することがあります。

しかし、それにしても日常的な長時間の残業は、健康やワークライフバランス、さらには仕事の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。

したがって、企業選びの際には、平均的な残業時間を十分に確認することが大切です。

求人情報や面接の際に、毎月の平均残業時間や繁忙期・閑散期の残業時間を確認しましょう。

これにより、実際の業務負荷や企業の労働文化をある程度把握することができます。

また、みなし残業がある場合や、特定の期間に集中的な残業が発生する可能性がある場合、その詳細を具体的に確認することも忘れてはいけません。

これは、働き方や生活リズムに合わせて、最も適した環境を選ぶ上での重要なポイントとなります。

最後に、効率的な作業をサポートするツールや業務プロセスが導入されているかも確認してみてください。

これにより、企業が生産性や効率化をどの程度重視しているのかを判断する材料として活用できます。

特にWebエンジニアだと開発・運用をどれだけ自動化できているかによって、効率=時間短縮への注力度が分かります。

有給取得率は何%か

Webエンジニアにとって、有給休暇はリフレッシュや自身のスキルアップの時間として重要です。

しかしながら、業界特有の仕事の属人化や締め切りのプレッシャーから、有給を取得しづらい環境が存在することもあります。

そのため、就職・転職先を選ぶ際の指標として、企業の有給取得率は非常に参考になります。

企業が公表している有給取得率は、その職場のワークライフバランスを示す指標の一つとして考えられます。

高い有給取得率は、企業が休暇を取得する文化を持っている可能性が高いことを示しています。

ただし、数字だけでなく、その背後にある取り組みも重要です。

例えば、企業が有給休暇の取得を推進しているか、また、取得した際の業務のサポート体制や代替手段はどうかなどを確認することで、より実態に近い情報を得ることができます。

また、有給を取得した際に、他のスタッフやチームがどのようにサポートしてくれるのかも大切なポイントです。

自分が休んでいる間に業務が滞らないような体制や、連携が取れる環境かどうかを知ることは、安心して有給を取得するための大きな要因となります。

結論として、有給取得率はその数字だけでなく、背後にある企業の取り組みや文化、サポート体制など、複数の要素を総合的に評価して、自分の働き方に合った環境を選ぶための一つの基準として活用しましょう。

賞与・ボーナスはあるのか

Webエンジニアの待遇として、基本給だけでなく賞与やボーナスの有無は重要なポイントの一つです。

特に転職を検討している方や業界未経験の方は、事前にしっかりと賞与・ボーナスの情報を把握しておくことで、将来的な収入を予測しやすくなります。

  1. 求人情報の確認: 賞与・ボーナスの情報は、求人情報や募集要項に記載されていることが多いです。しかし、具体的な金額や支給の条件などの詳細が明記されていないこともあります。そのため、実際の面接や求人情報の確認段階で詳しく尋ねることが重要です。
  2. 業績に基づく変動: 特にベンチャー企業や成長段階の企業では、業績に応じて賞与やボーナスの額が変動することがあります。このような場合、過去数年の業績や賞与・ボーナスの支給実績を確認することで、安定性や将来性をある程度見極めることができます。
  3. 査定による変動: 賞与の額は、個人の業績や査定によって変わることも多いのです。具体的な査定の基準や評価項目を事前に確認し、自身のスキルや経験がどの程度評価されるのかを予測するとともに、自身の成長に繋げることができます。

賞与・ボーナスはWebエンジニアの収入を大きく左右する要因の一つです。
そのため、就職・転職活動を行う際には、この点をしっかりと確認し、自身のキャリアパスや将来的な収入を計画する上での参考として活用しましょう。

自社開発か受託開発か

Webエンジニアが働く場面として、主に「自社開発」「受託開発」の2つのタイプが存在します。

どちらが良いという一概な答えはありませんが、働く環境や求められるスキルセットが異なります。

そのため、自分のキャリアや働き方の希望に合わせて選択することが重要です。

それぞれの違いや特徴を見ていきましょう。

自社開発の場合:

  • 特徴: 企業が独自のサービスやプロダクトを開発しているケース。自社の製品やサービスに対する深い理解や関わり、愛着が求められます。
  • メリット: 納期や仕様に関する柔軟性があるため、細かい調整や改善が容易です。また、製品やサービスに深く関わることで、その成長を直接感じることができます
  • 注意点: 製品・サービスの成長を目指すため、常に新しい技術や手法を取り入れる必要があります。また、最初から最後までの開発に携わるため、幅広いスキルが求められます

受託開発の場合:

  • 特徴:他企業からの発注に基づき、特定のシステムやサービスの開発を行うケース。顧客とのやりとりが多く、納期や仕様が厳しく定められることが多いです。
  • メリット:さまざまな業界や規模のプロジェクトに関わることができるため、技術的な幅や多様な経験を積むことが可能です。
  • 注意点:顧客の要望や期待を正確に理解し、それに応えるスキルが求められるため、コミュニケーション能力や柔軟性が重要となります。

最終的には、自分のキャリアゴールや働き方の希望をもとに、どちらの環境が合っているかを判断しましょう。
どちらも魅力的なポイントがあり、自分の成長やキャリアの展開に応じて選ぶことが大切です。

なお、筆者は自社開発の方が働きやすいと感じていますが、その理由をご説明します。

受託開発の場合、多くの場合、顧客の要望や納期、仕様変更に迅速に対応する必要があります。

これにより、顧客の都合で急な仕様変更や期日変更が生じることも珍しくありません。

また、顧客とのコミュニケーションが多く必要となるため、その分ストレスを感じることもあるかと思います。

一方、自社開発では、製品やサービスに対する情熱やビジョンを共有する仲間とともに、より柔軟に開発を進めることができます。

仕様変更や調整も社内での話し合いで決定するため、外部の顧客との折衝の手間が少なく、自分たちで決めることができます。

このような環境の中で、よりクリエイティブに、そして深くプロジェクトに関わることができると感じています。

社員の評価制度はどうなっているか

エンジニアとしてのキャリアを長く続けるためには、自身の努力や成果が適切に評価される環境で働くことが重要です。

そこで、転職・就職先の企業を選ぶ際には、社員の評価制度をしっかりと確認しておくべきです。

まず、評価制度が明文化されているか、また、それが公平であるかを見極めることが大切です。

評価の基準や頻度、具体的な評価のポイントなどを確認することで、その企業の働き方や文化、キャリア形成に対する考え方が見えてきます。

多くのWebエンジニアの評価は、技術力やプロジェクトへの貢献、チーム内でのコミュニケーション能力などが基準となりますが、企業によっては資格取得や外部での発表活動なども評価の要素として加味されることがあります。

また、評価制度が明確になっていない企業では、個人の実力や努力が見過ごされることもあるため、評価制度の透明性や公平性は非常に重要です。

面接時や情報収集の際には、評価制度だけでなく、それに基づく昇進・昇給の実績や、先輩エンジニアたちのキャリアパスについても聞いてみると良いでしょう。

適切な評価を受け、自身のキャリアをしっかりと築いていくための情報収集は、転職・就職活動の際に欠かせないステップとなります。

離職率(辞める割合)は高くないか

企業の離職率は、その企業の働きやすさや職場環境、組織の健全さを一目で知ることができる指標となります。

特にWebエンジニアとして働く場合、技術の進化の速さやプロジェクトのハードさを考慮すると、高い離職率は警戒すべきサインといえるでしょう。

離職率が高い場合、その背後には多くの原因が考えられます。

例えば、過度な労働量、不適切な人間関係、不十分な教育体制、待遇や評価の不公平などが考えられます。

特に、Webエンジニアの業界では新しい技術の導入や継続的な学習が求められるため、社員のキャリアサポートが不足している場合、その影響が離職率に表れることがあります。

また、離職率の数字だけを見るのではなく、具体的な退職の理由や、退職者の背景(例えば、新卒での入社からの期間、部署や役職など)も確認するようにしましょう。

他に魅力があり、離職率の高さを知った上でもその企業を選ぶ際には、その原因や背景をしっかりと理解し、自分のキャリアや価値観と照らし合わせて判断することが重要です。

働きやすい社風・雰囲気か

Webエンジニアとしての業務は、技術的なスキルだけでなく、チームとのコミュニケーションや企業文化への適応が求められる職種です。

そのため、自分に合った社風や職場の雰囲気を持つ企業を選ぶことが、長期的なキャリアを築く上で非常に重要となります。

一般的に、面接時の企業の雰囲気や人事担当者とのやり取りから、ある程度の社風を感じ取ることができます。

しかし、これはあくまで一時的な印象に過ぎないことが多いので、より詳しい情報を得るための手段を活用するとよいでしょう。

例えば転職エージェントや企業のブログなどを利用し、実際に働いている人の生の声を聞くことがおすすめです。

また、社員とのカジュアル面接などで少しでも社員と交流することで、実際の職場の雰囲気を肌で感じることもできます。

最後に、企業のミッションやバリュー、ビジョンに共感できるかどうかを確認することも大切です。

これらの価値観が自分と合致している場合、業務においても高いモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

どういうスキルが求められているか【最重要!】

特に重要なチェックポイントとしては、各企業が求めている技術的スキルや経験です。

入社を希望する企業の求人情報や募集要項をしっかりと読み解き、自身が持っているスキルや経験が求められている要件とマッチしているかを確認することは、転職や就職活動において極めて重要です。

また、それに加えて、どのような新しい技術やツールを学べば良いのか、目標とする企業に合わせて自己投資(スクールや Udemy 等)で学習する方針を立てることも考慮するべきです。

具体例(ココナラの場合)

例えば「ココナラ」はスキルマーケットのプラットフォームを提供している企業で、以下のような求人情報でバックエンドエンジニアを募集しています(執筆時点の情報)。

技術面では、Ruby, PHP, Go, JavaScriptといった言語、Ruby on RailsやCakePHPといったフレームワークの経験が求められています。

データベースとしてはMySQLの知識、そしてソースコード管理としてGitHubの使用経験が必須とされています。

このように具体的な技術スキルやツールの知識を持っているかどうかは、採用の際の大きなポイントとなるでしょう。

こちらは一例ですが、必要なスキルを知り、それに合わせて学習をすることで、未経験からでもWebエンジニアとしての採用のチャンスを高めることができると言えます。

これからWebエンジニアになりたい人へのアドバイス

いかがでしたでしょうか?

Webエンジニアが「きつい」「やめとけ」「つらい」と言われる理由が少しでも分かったかと思います。

しかし、それぞれの理由でもお伝えした通り、実際には選択を間違えなければネガティブな状況を避けることができます。

実際、私はずっとWebエンジニアを続けたいと思っているぐらい職種は楽しく、働きやすい環境に出会えています。

そのためには学習転職活動、両方の面で正しい準備が必要となりますので、今すぐにでも準備をスタートしましょう!

Webエンジニアになるには?

Webエンジニアは専門職であるため、Webエンジニアになるためには多くの準備が必要です。

プログラミングスキルはもちろんのこと、それ以外の IT 関連知識の習得などが必要になります。

しかし、これらを効率良く身につけるにあたり、間違った学習方法をしてしまうと時間を浪費してしまいます。

以下の記事では、目指す職種によって学ぶべきスキルや教材まで、具体的に解説していますので、参考にしてみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

フルスタックWebエンジニアであり、プログラミングスクール講師でもあります。
プログラミングスクールのカリキュラム執筆にも携わっており、プログラミング教材に精通しています。
Rails / React / Next.js / Vue.js / AWS が得意技術。

目次